2013年2月12日火曜日

青年海外協力隊に落ちた人間からの一言

青年海外協力隊には3回応募して、最初の1回だけ通りました。
「初心忘れるべからず」と言いますが、私はその心を忘れてしまったようです。
そのため2回目以降をパスすることができませんでした。

協力隊への想いが強ければ強いほど、落ちたときはショックです。
最初通った時は、落ちるといった経験がなく、受かった事も当然のように感じていました。
もちろん通った理由などを深く考えた事もなく、ただ総合的に評価されたのだろうと
思っていました。

今回落ちてみて思ったのは、落ちた理由がわからない、でした。

簡単な理由は示してくれ、健康不安、技術不足、語学不足、競合負け、のどれかを知らされます。
健康不安、語学不足は明確な数値で示されます。そのため、対応さえできれば、
次回の応募で改善する事も可能です。

技術不足は明確に技術を示せるものもありますが、コンピュータ技術のように自分の
履歴書を書くだけの場合は、面接官のさじ加減ひとつで変わります。相応の職歴があれば、
技術不足を言われることはまずありません。

競合負けはよく起こると思います。ただ、希望以外の国でも派遣をOKするかは面接で
聞かれるので、そこでOKと言っておけば競合負けは一気に可能性が減ります。まして、
コンピュータ技術のように要請数に対して応募数が圧倒的に少ない場合は
競合負けは起こりにくくなると考えるのが普通です。

となると、その他の理由が考えられますが、それ以上の回答は望めません。
理由がわからない以上、自分で憶測するしかありませんが、憶測では
JICAが欲しいと思っている人材からは遠ざかってしまう事もあります。

私の場合、2回目の参加を希望していましたが、同期で2回目を即パスした人がいるので、
2回目以降の応募が難しくなるわけではないようです。

そうなると、隊員時代の行動が悪く評価されているのかと思うのですが、
それならば1次の書類審査で落ちるのが自然です。2次の面接はJICA負担で
人を呼び寄せるためお金がかかりますから。

最後に残るのは面接になります。
面接では強く、日本の発展の影に途上国があり、そういった国で奉仕することにより、
バランスを保ちたい、という事を訴えました。これは1次の書類にも多々記述しました。

結局、憶測が憶測を呼び込んでしまうため、落ちた理由がわからなければ、そこで終わりです。
それ以上食い下がろうとしても、応募するしかないのですから、落ち続けるだけです。

今は現職参加制度をJICAは強く押しているので、
企業から参加する方が受かりやすくなっているのかもしれません。

私はこれ以上、青年海外協力隊に応募する気が無くなりました。
今後、個人で働き、経験を積んで、65歳ぐらいでシニアに応募してみようかと思います。

青年海外協力隊のプログラム自体はとても良いものだと思っています。
後は全て人です。参加している人の力にかかっています。
一人でも多く、優秀な人が増えるよう願っています。

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